FEATUREひと手間と、その先。

GARDEN
#74
春の空気を、部屋の中に。お花を飾るいくつかのアイデア
立春がすぎ、部屋の中より外の方が暖かい日もある近頃。三寒四温をくり返し、だんだんと本当の春が近付いている気配がしています。こんな季節にはひとあし早く、春の草花をお部屋に飾ってみるのはいかがでしょうか。ガラスや陶器のフラワーベースを使って、にぎやかで、色とりどりで、弾むような雰囲気のお花たちを楽しんでみましょう。
2021.02.19 by AXCIS ONLINE
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季節を感じるお花をお部屋に
春の草花の特徴は、色とりどりのフレッシュなムード。
淡い日の光に馴染んで、お部屋を華やがせてくれます。
ハウス栽培のバラなど通年で手に入るお花も、
この季節にはピンクや黄色などの弾むような色を選んで。
今の気分にマッチするお花をチョイスしましょう。ビッグベース バルーン シリーズ ※今春発売予定
「水切り」でフレッシュさをキープ
お花屋さんから切り花を買って帰って来たら、
まずはバケツなどに深く水を張り、
その中で茎をカットする「水切り」を行います。
カットする時先端を斜めにすると吸水率がアップ。
ベースに入れる水の量は2/3程度にすると
茎が痛みにくく長持ちしますよ。ガラスベースにさらっと生ける。
背丈の異なるいくつかのガラスベースを並べて、
色味の違うラナンキュラスをぽんぽん、と飾る。
透明のガラスベースはプレーンなので、
どんなテイストのお花でも受け止めてくれます。トレイやカゴに集合させて。
まとまり感を出したい時には、トレイやカゴに載せる。
玄関の靴箱やリビングチェストの上など、
しっかり「飾る」場所にはこんな方法もおすすめです。
万が一倒れても水が流れないというメリットも◎背の高いビーカーのような形のガラス容器を、
ラタンのバスケットの中にinして。
生けたのは同じ薄ピンクのラナンキュラスですが、
飾り方を変えるだけで印象が違って見えます。あえてノッポに、無造作に。
お花屋さんのガラスケースでよく見かける、
色とりどりのスプレーバラ。
あえて無造作に買って来たままをベースに挿せば、
外国映画のダイニングのような「日常に花がある」雰囲気が漂います。短く切り揃えて、たくさん飾る。
思い切りデコラティブに飾りたい時には、短く切り揃えて生けてみます。
お花の色も、ベースの種類も、たくさん並べて遊び心たっぷりに。うつわだって立派なフラワーベースに◎
甘くフェミニンなテイストが好みなら、
陶器のボウルに短く切ったお花を浮かべてみて。
お花は水切りを繰り返すと茎が短くなるので、
最後のアレンジとしてもおすすめです。清楚な野花の雰囲気を生かして。
小さくて茎や葉も柔らかなお花だと、また違った簡素な雰囲気に。
清廉な香りの「カモミール」はお食事の場所でも邪魔にならないので、
ダイニングテーブルの上に飾るのも似合います。お花、ガラス、水のバランスを見せるように。
スコン グラス シリーズ ※今春発売予定
ベースにお花を生ける時、
お水の量は2/3程度がセオリーですが、
ガラスベースの場合は透明感を生かすため
少し水の量を多めに飾った方が
バランスよく見える場合もあります。こんなものもベースに変身!
取っ手付きのガラスケースも、
フタを外せばフラワーベースに。
そっけないぐらいシンプルなフォルムが
お花を引き立たせます。長かった冬もやっと終わり。
洋服の衣替えをするようにインテリアも春らしく、
季節の表情をプラスしてあげましょう。
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