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ペンダントライトの選び方。シェード、灯具、電球の組み合わせ方について

INTERIOR

#78

ペンダントライトをはじめるなら。「シェード」「灯具」「電球」のえらび方

部屋の中にあかりのグラデーションが生まれ、お洒落な雰囲気をつくるペンダントライト。一般的な天井直付けのシーリングライトと違って「ペンダントシェード」「灯具」「電球」を組み合わせる必要があります。初めてだと分かりにくい3つの組み合わせ、どうやって選ぶかのをご紹介いたします。

2021.04.02 by AXCIS ONLINE

  1. そもそも、ペンダントライトって何ですか?

    ペンダントライトとは、コードやチェーンなどを使い天井から吊り下げて使う照明の事を指します。空中にポッと浮かび灯るあかりは、夕方の太陽やお月様のようにリラックス感たっぷり。特にダイニング空間でよく採用されるペンダントライトですが、テーブルの上のお料理を照らし、きらきらと美味しそうに見せてくれます。

    LED光源内蔵のシーリングライト

    シーリングライトと何処が違うの?

    日本の住宅でよく使われている、カバー付きのシーリングライト。天井直付けで部屋全体をくまなく照らし、どの場所にも均一な光が届きます。すこし前まではリング型の蛍光灯とカバーを組み合わせて使うタイプが主流でしたが、最近ではLEDの開発が進み、カバー+LED光源を内蔵した商品に変わりつつあります。購入や使い方が簡単なこと、LED光源独自の調光調色機能などが便利なことなどから人気が高く、リビングや子供部屋に採用されるケースも多い照明です。

    シーリングライトとペンダントライトの一番大きな違いは、光の量

    例えば上記画像の「10畳用LEDシーリングライト」を全点灯した場合、明るさの数値で言うと【約4000〜4500ルーメン(白熱電球換算100W×約3個分)】という高い数値となります。これは真昼の日差しのように、部屋全体を照らす明るいあかりです。

    対して、アクシス定番の組み合わせであるペンダントシェード+シャンデリアLED電球E17を組み合わせたライトの場合には、明るさ数値【約230ルーメン(白熱電球換算25W×約1個分)】非常に絞ったほのかなあかりなので、これひとつでは部屋全体を明るくすることはできません。

    正確にはシーリングライト内臓のLED光源と、電球形LED電球では体感の明るさが異なるので単純に比較はできません。シーリングライトの光源は光を照らす角度が広いため、同じ明るさ単位でもさらに明るく感じさせる効果があります。
    キッチンカウンター上のペンダントライト

    ダウンライト2つとペンダントライト2つを合わせたキッチン例

    ペンダントライトを使うなら、複数照明を取り入れましょう

    「ひとつじゃ暗いのなら、100ワット相当ぐらいの明るい電球を付ければ良いんじゃないの?」なんて疑問も湧いて来ますが、100ワットの電球というとかなり強い光となります。ペンダントライトは吊り下げる照明だけに、視界に強い光が入ると非常に眩しく感じてしまうのです。

    ペンダントライトは欲しい場所をアクセント的に照らす、いわば飾りの照明。生活するのに必要な明るさは、ダウンライトやダクトレール+スポットライトなどの部屋のメイン照明でキープするのがセオリーです。他にも、フロアライトやデスクランプなどの間接照明をいくつか組み合わせるなど、「複数照明」を駆使するのがおすすめです。
    とはいえ、すでに入居後であったり賃貸の場合などは、ダウンライトやダクトレールがないお部屋もたくさんあるかと思います。そんな場合には「簡易ダクトレール」と呼ばれている後付けタイプのダクトレールを設置するのもおすすめです。天井電源があれば手軽にダクトレールを設置できるので、スポットライトを加えたり、ペンダントライトを吊るしたりと使い道がたくさんありますよ。(※簡易ダクトレールについては「あかりでお部屋のイメージチェンジ。天井照明をペンダントライトに交換してみよう」
    記事内後半に紹介しています)

    どんな場所で使うのか。

    家の中のどの場所で使うのかによって、選ぶシェード、灯具の長さ、電球の種類が変わって来ます。たとえばダイニングテーブルの上に吊るすのなら、インテリアにマッチしたデザインのシェードと食事の邪魔にならない長さの灯具。キッチンカウンターの上なら小ぶりなシェードをいくつか。玄関・手洗い・洗面所など限定された空間なら、小さめシェードと短め灯具を組み合わせて使います。

    ダイニングやキッチンなどの広がりがある部屋ならペンダントライト以外にも照明が必要となりますが、玄関・お手洗い・洗面所などの狭いスペースならペンダントライトのみでOKの場合もありますよ。

    どんなあかりが好きなのか?

    そして、もっとも大切なのが「自分はどんなあかりが好きなのか?」という点です。ペンダントライトは光源である電球をシェードでカバーするあかりなので、シェードがガラスなら電球の光が全方向に放たれますし、シェードがアイアンなど透けない素材なら光は開口部からしか漏れません。

    素材や形で変わるあかりの雰囲気

    「玄関はナチュラルで明るい雰囲気にしたいから、ガラスのシェードにしよう」「ダイニングはカフェのようなプライベート感を出したいから、アイアンシェードかな」「キッチンカウンターの上は小さいシェードを選んで、電球が直接見えるようにしたい!」などなど、自宅を思い浮かべながらそこに欲しいあかりの姿を想像してみましょう。

    ペンダントライトの基本は「シェード」「灯具」「電球」の3つ

    ペンダントライトを使うのに必要な基本のセットは、この3つ。電球をカバーしたり光の向く方向を決める「シェード」、天井電源と電球をつなぐコードやソケットを含む「灯具」、そしてあかりを放つ「電球」です。

    まずは「シェード」を選んでみよう!

    ペンダントライトは見た目のデザインだけでは無く、光の出具合や吊るす高さも考慮して欲しいあかりの雰囲気を作り出します。そのため「シェード」「灯具」「電球」のどれを最初に選ぶと言う順番はありませんが、今回はまず「シェード」から選んでみましょう。

    スポットで照らす、アイアンや金属のシェード

    アイアンや真鍮、ホーロー、陶器といった光を通さない金属などのシェードは、光がシェード開口部から下に向かってスポットライトのように落ちます。下方向は明るく、天井方向は暗くなるため、カフェやレストランのような非日常感を演出する事もできます。使える場所はダイニングやキッチンカウンターの上、玄関・洗面所・お手洗いなど多岐に渡ります。大人っぽい落ち着いた雰囲気がお好きな方にぴったりの素材です。

    ヘリンボンシェード ※近日リニューアル発売予定

    全体に光を放つガラスのシェード

    澄んだガラスが綺麗なシェードは、電球の光をそのまま透過させるため、天井〜壁〜下方向まで全体的に光が広がります。真下をスポット的に強く照らす効果はないため、ごく自然でナチュラルな雰囲気のあかりを楽しめます。ガラス素材はクセがないためインテリアの邪魔をせず、どんなお部屋にも馴染みやすい特性も◎ 消灯時も自然光を集めてキラキラ輝くガラスシェードは、ダイニングやキッチンカウンターの上、玄関・洗面所・お手洗いなどにおすすめ。寝室や小さい子供のよく通る場所などに使う場合は、ぶつかって割れないような高さに吊るようにしましょう。

    紙や布のシェードは柔らかいあかりを放ちます

    電球から放たれる光に、いちまいフィルターを掛けたように柔らかく穏やかなあかり。紙や布のシェードは光を反射する効果と透けさせる効果両方があるため、まるでお月様のようにぽうっと灯ります。光源が直接目に入らないため、寝室にぴったり。リビングやダイニングでも、ダウンライトなどで十分な光量が確保されていれば「飾るあかり」としてばっちりの存在感があります。
    素材ごとのシェードの特徴をデフォルメして描くと、こんなイメージ。左側がアイアンや真鍮、ホーローなどの透けない素材のシェードで、光がスポット的に絞られます。右側はガラスなど透ける素材のシェードで、光は全体に拡散されます。

    「シェードは見た目と光の出具合、両方を考えて選びましょう」

    飾る照明というペンダントライトの特性上、シェードのデザインはもちろん重要です。けれど、ペンダントライトは点灯させると印象が変わるものもあるため「光の出具合」も意識する必要があります。次に紹介する「灯具」の選び方は、そんな光の出具合に深く関係して来ます。

    同じアイアンシェード オービットに、左は60cmコード灯具、右は100cmコード灯具を合わせています

    次に「灯具」を選んでみよう。

    次に選ぶのは「灯具」です。灯具は天井電源に接続するための引っ掛けシーリングや、下に吊るすためのコード、電球を取り付けるソケットが一体になったアイテムです。コードの長さによって体感する明るさが変化するため、使う場所やシチュエーションにしっかり合うものを選びます。

    これが「灯具」です。

    これは定番人気の「60cmコード灯具」です。一般的な住宅の天井高2.5mのお部屋、特にダイニングやキッチンによく採用される長さです。テーブルに着席した状態でも、立って調理する時でも邪魔にもならない長さをしています。

    左・E26口径 3点留め灯具、中央・E17口径 3点留め灯具、右・E17口径 挟み込み灯具

    3点留め灯具と、挟み込み灯具

    アクシスのペンダントライト用灯具は、ソケット部分が金色の真鍮製、コードは焦げ茶色のファブリックコードと、ヴィンテージライクな組み合わせをしています。古い照明器具からインスパイアされたこの真鍮製のソケットは、シェードを固定する役目も果たしています。シェードの形によって使える灯具の種類が異なり、シェードの首部分を留め具で固定する「3点留めタイプ」、シェードを上下から挟んで固定する「挟み込みタイプ」が存在します。

    商品ページに「A Type」「B Type」といった灯具の対応タイプが記載されているので、一致するもの同士を組み合わせてくださいね。

    コードの長さを選ぶ

    アクシスのペンダントライト用灯具は15cm・30cm・60cm・100cm・150cmの基本5タイプ。高すぎても手元に明かりが届かないし、低すぎると邪魔になってしまうのでシチュエーションに合わせて長さを選びます。

    お部屋別の適切なコード長について

    ● 玄関・洗面所・お手洗いなど、高い位置から照らしたい…コード15cm〜30cm
    ● キッチンカウンターやダイニングなど、手元を照らしたい…コード30cm〜60cm
    ● 天井が高い部屋、低い位置に照明を持ってきたい…コード100cm〜150cm

    ※天井が高いお部屋で使用される場合など150cm以上の灯具が必要な場合は、別途電気工事を行えばお使いいただけます。基本の灯具を購入の上で別売りの「ツイストコード カット売り」を必要量買い足し、コード同士を繋ぐ工事をすると通常のペンダント灯具のように使用可能となります。ただしメーカー保証対象外となる事、電気工事士資格者が工事を行うことなど注意点もございますのでお気をつけください。

    参照:「【You Tube】照明コードの長さを選ぼう!お部屋別、コード長の選び方」をcheck

    最後に「電球」を選びます。

    最後に選ぶのは、電球です。最近はLEDの研究開発が進んでいるため、一見するとLED電球とは分からない様々なLED電球が登場しています。アクシスで販売しているLED電球は、一見するとまるで白熱電球のようなデザイン。ペンダントシェードと合わせると、相乗効果でより魅力的に見せてくれます。

    電球の口金径(口金サイズ)とは

    電球を選ぶ時に、まず確認したいのが口金径(サイズ)です。口金径や口径と呼ばれるこのサイズは、電球の口金(ソケットに電球を差し込む銀色の部分)の大きさを表し「E17」や「E26」などの数値があります。

    「E17」は電球の口金の直径が17mmという意味、「E26」は26mmという意味。E17口径の電球はE17口径の灯具と組み合わせて使用し、E26口径の電球はE26口径の灯具と組み合わせて使用します。

    左・電球色、中央・昼白色、右・昼光色

    くつろぎ感を左右する電球の色味

    あかりでのリラックス度合いを決めるのは、電球の色味です。

    たとえばダイニングや寝室を夕陽のように暖かいオレンジ色で照らして、思い切りくつろぎ感を出したいのなら「電球色」がおすすめです。ただし電球色は実際のW数やルーメン数よりも暗めに感じられるので、勉強部屋やリビングなど集中して書き物や作業をする場所には適していないケースもあります。

    ほどよくまったり、ほどよく活動的な雰囲気が良いのなら「昼白色」「温白色」等を選びます。昼下がりのように自然に黄色がかった色合いは、リビングや洗面所、玄関、お手洗いなど様々なシーンに馴染みます。文字を読んだり作業をするのにも、それほど不便さはありません。

    勉強部屋や仕事部屋など、気分をオンにして読み書きや作業をする場所には「昼光色」を。青みがかったクールな真っ白は脳を目覚めさせる効果があり、集中力アップにも効果があります。くつろいだり食事をしたりするリビングやダイニング、寝室などにはあまり適しません。

    どんな明るさを選ぶ?

    電球の明るさや消費電力には、W(ワット)や、lm(ルーメン)といった単位があります。いずれも数値が大きいほど明るさが強くなり、数値が低いほど暗くなります。

    W(ワット)とは白熱電球の消費電力の単位で、白熱電球は「消費電力=明るさ」となるので、消費電力が大きいほど明るさも強くなります。

    lm(ルーメン)はLED電球の明るさ単位です。LED電球の場合は消費電力と明るさがそのままイコールではありません。そのため「消費電力は4Wだが明るさは440lm、白熱電球換算にした明るさは40W相当」といった複雑な表記となるのです。

    照明器具の商品説明に「白熱電球40W相当まで対応」と記載されている場合、白熱電球なら明るさ及び消費電力が40Wまでの商品しか使えませんが、LED電球は明るさ数値では無く実際の消費電力を見ましょう。

    アクシスのオリジナルLED電球について

    アクシスオリジナルのLED電球は、昔懐かしいフィラメントが見えるデザインながら、LEDの高機能性を持っています。熱を放たないので火事や火傷の危険性が低く、省エネで長寿命。白熱電球のあたたかい雰囲気はそのままに、使い勝手が群を抜いています。

    色味については、クリアガラスで内部のフィラメントの見えるタイプは「電球色」。乳白色ガラスで内部が見えないタイプは「昼白色」に近い色味で、クリアタイプよりも明るく感じられます。

    「さあ、これで必要なものが揃いました」

    シェード、灯具、電球。さあ、これでペンダントライトに必要なものは全て揃いました。

    脚立にのぼって、天井にペンダントライトを取り付けます

    ペンダントライトを天井に取り付ける時は、大元の電源スイッチを切っておきます。安定した脚立等に上がって、片手で灯具の引っ掛けシーリングを持ち、片手でシェードを支えます。天井の接続部分をひねって回し、カチッと音がして固定されたらOK。ゆっくりと手を離し、安定して取り付けられているか確認します。

    天井電源について

    ペンダントライトをご購入される前には、念のためにお家の天井電源を確認しておきましょう。上記のタイプいずれかであれば、アクシスのペンダントライトは取り付けOK。今回の記事では画像左側の「角形フル引っ掛けシーリング」を使用しました。
    同じ部屋であっても、ひとつ照明を変えるだけで、まるで違う部屋に引っ越したかのように印象は変わります。おしゃれ度は高いけど組み合わせがひと手間なペンダントライト、この記事を参考におうちにピッタリの一点を見つけてくださいね。

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