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FEATUREひと手間と、その先。

アクシスのシェーカーボックス ブラック、ブルー、レッド

INTERIOR

#93

【新発売】色を楽しむ、カラーシェーカーシリーズ

アクシスのシェーカーボックスに、色どり豊かなカラータイプが登場します。従来のナチュラル色に加え、ブラック・ブルー・レッドの3色が新たに仲間入り。それぞれに違った魅力があるから、うちにはどれが似合うかな?なんて迷ってしまうかも。今月上旬に発売予定のカラーシェーカーシリーズについて、詳しい仕様と企画エピソードをご紹介いたします。

2021.10.01 by AXCIS ONLINE

  1. 改めて、シェーカーボックスってどんな物?

    楕円形のシンプルな形。ツバメの尾のように特徴的な継ぎ目や、コッパー色のリベット。格別の佇まいを持つシェーカーボックスは、飾って置ける収納ボックスとして世界中の家々で愛されています。

    このシェーカーボックス、元は19世紀アメリカに存在した"シェーカー教"の教徒達が愛用した事で知られる様になりました。

    薄く削り出した木板を熱湯や蒸気でしなやかに曲げて、楕円の形を作る。木板を型に沿わせながら、金属のリベットで打ち付けて留める。出来上がった楕円形の木の箱は軽量で、持ち運んだり重ねて収納もできる非常に実用的なものでした。これが後にシェーカーボックスと呼ばれる木箱となるのです。

    ヨーロッパとアメリカの価値観の融合

    シェーカー教とはキリスト教諸派に含まれる宗教団体で、17世紀頃のフランスに源流があると言われています。欧州で細々と活動を続けていたシェーカー達ですが、18世紀後半にアン・リーというひとりの女性信者がアメリカに渡った事で一挙に知名度を上げてゆきます。

    当時のアメリカはイギリスからの独立直後で、古いヨーロッパの価値観から脱却し新たにアメリカ独自の文化を作ろうとしていました。産業革命や奴隷制度をめぐる南北対立といった大きなうねりの中で、発展による貧富の差など複雑な状況も生じてゆきます。

    そんな混沌のさなか、欧州からやってきたアン・リーはニューヨークに拠点にシェーカー教を広めてゆきました。ヨーロッパの古く牧歌的な価値観と、アメリカの自由平等といった概念を融合させていったシェーカー教は、都市化に疑問を持つ人々に受け入れられます。彼らはやがて都市を離れ、郊外で自給自足のコミュニティを形成するに至りました。

    「清潔」「簡素」を求めていたシェーカー達

    コミュニティで暮らすシェーカー達は、性別による身分差もなく勤勉に働き、食物や家具に至るまで何でも自分達で作っていました。「清潔」「簡素」をつきつめた彼らの物作りはシンプルで完成度が高く、じきにシェーカースタイルの家具や道具が世に知られてゆきます。

    禁欲的なスタイルが現代の”ミニマリスト”とも通じるシェーカー達。ややもすると潔癖でストイックで先鋭的な姿を想像してしまうのですが、今に残る彼らの道具を知るにつれ「おや?ちょっとイメージと違うかも?」と意外に思える一面も見つかります。

    そのひとつが、カラフルにペイントされたシェーカーボックスの存在です。

    様々な作り手によるアンティークのシェーカーボックス

    「オーバルボックスは色の付いたものも多いんです」

    「いわゆるシェーカーボックスと言うと無塗装のナチュラルな物を想像するかと思うんですが、当時の文献なんかを見るとカラフルにペイントした物も多いんですよ」。そう言って手持ちの書籍やスマートフォンの画像で説明をするのは、アクシスの代表でありシェーカーシリーズの企画者でもある筒井です。

    「多分ミルクペイントというか、こってりした塗料なのかな。結構いろんな色で塗られてますね」「塗装をする事で頑丈になるし、水にも強くなるし、汚れにくいし、実用的だね」「でもやっぱり色があった方が区別も付きやすいし、あくまで想像だけどちょっと作る楽しみというか、そんなのもあったのかな」

    絵の具で塗った試作品と、完成したオーバルボックス レッド S

    シェーカーボックス本来の姿に立ち戻るように。

    最盛期には数千人規模まで拡大したシェーカー教ですが、生涯独身を貫くという教義のため信者も一世代限りでした。その間にもアメリカはさらなる工業化・巨大企業化を進め、変わりゆく社会の中シェーカーコミュニティも徐々に解体されてゆきます。

    今日の私達が手にできるシェーカーボックスは、19世紀にシェーカー達が作ったオリジナルか、世界中の作り手がインスパイアを受けて作ったリプロダクト品のどちらかです。その完成度ゆえに工芸的価値を高めて行ったシェーカーボックスですが、本来は生活の中で使い込まれていた実用的なアイテム。アクシスのシェーカーシリーズはその本来の在り方にも敬意を払い、実用品としてどんどん使える仕様を意識して誕生しました。

    (左から)オーバルボックス ブルー、ブラック、レッド、ナチュラル

    定番のオーバルボックスにも、新しいカラーを。

    華美な虚飾は排しながらも、生活を良いものとするためのプラスアルファは惜しまなかったシェーカー達。その実直な使う喜びを感じられる様な、色とりどりのオーバルボックスを新たに発売いたしました。

    鮮やかですが派手すぎないトーンのカラーは、わずかに木目の透ける塗り加減。いずれも外側木地のみの塗装となり、内側とリベットは無塗装のナチュラル仕様に仕上げています。サイズはSMLの3種類、カラーは端正なブラック・ニュアンスのあるブルー・古色めいたレッドの3色展開です。

    純粋な存在としてのブラック。

    他と交わらない、純然たる存在を主張するのがブラックです。昔から権威や制限の象徴だった黒色は、それだけで重みを感じさせる唯一無二のカラー。特に家の中では、ブラックがある事で重厚さや高級感を演出したり、部屋の印象をぐっと引き締める効果を感じられます。

    家の中でひときわ目を引きます

    外側の木地には塗装を施しつつ、リベット部分は銅そのままの色を残しています。黒色とコッパーブラウンの対比が映えて、ひときわ目を引く存在に。

    オーバルボックスSMLは積み重ね可能

    木のぬくもりと黒色のミニマル感。日々使う中で傷や汚れが付いてしまっても、いずれアンティークと呼べるようになる。そんな存在感を持つのがブラックの魅力と言えるでしょう。

    ヴィンテージ感のあるレッド。

    ヴィンテージのファブリックや家具は、時間を重ねる事で得た大らかさを湛えているような気がします。周囲と調和しながらも際立つ深い赤色も、花や実が成熟する様に、気持ちをあたたかくゆったりとさせてくれるカラーです。
    カラーシェーカーシリーズのレッドは、落ち着いた茶味がかった赤色です。これまでのシェーカーシリーズはナチュラル色のみだったので、家の床材によっては木の色味がマッチせずしっくり来ないというお声も頂いていたのですが、このレッドはブラウンの要素も感じられて床材の色に左右されずお使い頂けます。

    内側はナチュラル色仕上げです

    日本古来の色である”べんがら”のように、古色めいた赤の色。ヴィンテージラグや家具との相性も抜群で、お部屋のインテリアをぐっと個性的にしてくれます。

    カジュアルさと静けさの両方を持つブルー。

    ニュアンスのある明るいインディゴブルー。カジュアルで親しみやすい雰囲気と、物静かで控えめな雰囲気の両方を持つ不思議な色合いです。軽やかで、インテリアの主役というよりは引き立て役的なカラーです。

    洋服のように、軽やかに

    シェーカーボックス独特のリベットが、デニムのボタンフライのようにも見えて来る。他の2色はパッと目を引く存在感がありますが、ブルーは洋服を気軽に選ぶように、さりげなく普段使いのできる軽やかさがあります。
    アクシスのシェーカーシリーズは全て天然の木材を使用して手作りで制作をしておりますため、木目の出方や色合い、仕上げ等に若干の個体差がある可能性がございます。カラーシリーズは表面のみカラー塗装、リベットや内側は塗装なしの仕様となります。

    カラーシェーカーシリーズはYou Tubeでもご紹介しています

    新しいカラーシェーカーシリーズについては、動画でもご紹介をしています。詳しくはアクシス公式You Tubeつっつんチャンネルをご覧くださいね。

    ⇨人気商品シェーカーオーバルボックスにブラック&レッド&ブルーの新色が登場しました!
    雑多なものをなんでも入れて、蓋をするだけで飛び切りの佇まいに様変わりするシェーカーボックス。多くの人を惹きつけるその姿の後ろには、かつて真摯に(そして、もしかしたら楽しみも持って?)物作りに打ち込んだシェーカー達の様子が見え隠れするようです。新しいカラーシェーカーシリーズからお気に入りの一点を見付けたら、ぜひ実際に、毎日の生活で使い込んであげて下さいね。

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