Stig Lindberg（スティグ・リンドベリ）デザインのアッシュトレイ。カーニバル（カルネヴァル）シリーズのスタジオ・ラインと呼ばれる一時代に製造されました。裏に、手作業によって製作されたものを表す『G』と手のひらのマークがあり、生産数の少ない貴重なスタジオラインの作品だとわかります。ファイアンスとは赤い（黄色っぽいものもあり）土の素地を低温で焼き上げ、白いクリームのような釉薬を施す生成方法です。手描きの風合いをお楽しみください。

Stig Lindberg（スティグ・リンドベリ）について

北欧ミッドセンチュリーデザインの巨匠。1937年に陶磁器ブランド グスタフスベリに入社後、当時活躍していたデザイナーの一人であるウィルヘルム・コーゲの元で修業を積み、並外れたエネルギーと独創性で数々の名作を生み出しています。同じくグスタフスベリで活躍しているデザイナー、リサ・ラーソンに動物シリーズの制作を進めたのもリンドベリで、彼女にとって師匠にあたります。

リンドベリはグスタフスベリで活躍すると共に、ポスターや広告などのグラフィックデザインもてがけ、世界的なアーティストとしても活躍すしています。多彩な彼は音楽の才能にもめぐまれ、自宅での来客のもてなしにしばしば速攻演奏も披露していたという一面も。