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FEATUREひと手間と、その先。

世界中から集めた、ここにしかないものがある店「ett axcis(エト アクシス)」

ANTIQUE

世界中から集めた、ここにしかないものがある店「ett axcis(エト アクシス)」

2025年5月31日、岡山市北区にaxcisが新しく手がけるコンセプトストア「ett axcis(エト アクシス)」がオープン。カテゴリーにとらわれず、感性のおもむくままに世界中の「良いもの」を一つずつ集めました。小さな美術館のようにアイテムをゆっくり眺めながら、好みのものや新たな感性との出会いを楽しめる空間です。

2025.10.10 by AXCISONLINE

路地裏の小さな看板が目印

観光名所・岡山後楽園の玄関口にあって、門前町らしいレトロな雰囲気が残る出石(いずし)界隈。アクシスが新たに手がけるショップ「ett(エト)」は、この歴史や文化、芸術が息づく街の中にオープンしました。

場所は、岡山後楽園の正面入口から鶴見橋を渡ってほど近く。表通りから一本入った静かな路地裏に、ガラス張りの小さな建物があります。目立ちにくい場所ではありますが、表通りからもちらっと見える、小さな「エト」の看板文字が目印です。

軒下のショーウインドウから店内の様子がオープンに伝わり、物と人、街の空気がゆるやかにつながり合うような店構え。観光や路地散策のついでにも、気軽に立ち寄っていただけます。

「ここにしかない、それしかない」もの

「ett(エト)」は、スウェーデン語で数字の「1」「1つの」という意味を表す言葉です。「ここにしかない、それしかない」をコンセプトに、世界各国、日本全国の津々浦々から一つひとつ集めたものを中心に販売しています。

店名通りの「1点もの」が、小さな美術館のようにすっきりと並ぶ店内。ettには商品を通して生まれる一期一会の特別な出会いや、自分だけのアイテムを探す楽しさがあふれています。

心ときめくものを選んで

店舗の建物は、築100年ほどの古い物件をリノベーションしたもの。プリミティブな手触りの壁や床がアイテムの存在感を引き立てています。新旧織り交ぜたテーブルや棚を使ったディスプレイは、自宅に持ち帰ったときのサイズ感や合わせ方をイメージしやすい仕掛けです。

ettで取り扱っているのは、陶器やガラス、木製品、ファブリック類のほか、古道具、家具、装飾品など。ジャンルやテイストもさまざまで、品ぞろえも少しずつ変化しています。

すべての商品は主にアクシス代表の筒井がセレクトし、買い付け先や旅先で出会った気になるものを心の向くままに迎え入れています。今回はettスタッフの内富さんが個性豊かなセレクションについて教えてくれました。

置くだけで楽しくなるようなアイテムたち

「私たちが自分の目を通して選んだ、造りの良いもの、味わいのあるもの、置くだけで空間が楽しくなるようなものだけをラインナップしています。作られた年代や国、作家などの背景もいろいろで、古いものだけではなく新しいプロダクトや作り手の方々の作品も紹介しています。どんな商品がやってくるのか、私も毎回楽しみにしているんです」(内富さん)

ゆるくて愛らしいオブジェも…

眺めるだけで幸せ。そんなアイテムが暮らしの中に一つでもあると、日々の生活がもっと楽しくなりそうです。ここにやってきたオブジェたちは、どことなくユーモアを感じさせるものばかり。動物や人がモチーフになった置物や飾り物には、まるで異国の地からふらりと旅にやってきたかのような雰囲気が漂っています。

京都市在住の陶芸家・鈴木隆さんの壁掛け作品「dance」シリーズは、踊る人の動きが感じられて、思わずくすっと笑いがこぼれてしまうような愛らしさ。陶芸としての優しい質感も魅力で、目に留まるたびに元気をもらえそうです。

美しい色、柄、かたちの器たち

ガラスのシェルフに並んでいるのは、グラスやボウル、大皿、フラワーベースなどのさまざまな器たち。美しい色、柄、形に魅せられます。オイバ・トイッカやカイ・フランクといった著名なデザイナー作のアイテムもありますが、有名無名に関わらず、佇まいが美しいものを集めています。食器は実用性があり自宅でも使える物なので、はじめてヴィンテージの雑貨を購入される方にもおすすめです。

名もなきものの味わい

窓際でゆらゆらと揺れる不思議なモビールは、代表の筒井が山陰へ旅に出た時にたまたま見つけたお土産品。無国籍なテイストで、北欧などの海外風インテリアにも違和感なくハマりそうです。犬の人形や外国のおもちゃなど、まるでハンドメイドのようにおおらかな味わいの小物もあります。

「中には作り手や時代、国の出自がはっきりと分からないものもあるんです。こうした名もなきアイテムも、唯一無二の個性があって惹かれるんですよね。どんなストーリーがあるんだろう?と想像をめぐらせるのも楽しいです。情報にまどわされず、新しいものの見方や、自分なりの価値観に気づかせてくれます」

「価値のものさし」を外してみる

「価値というものさし」を一度外してみて、心ときめくままに選んでみるのも楽しいはず。それを気付かせてくれた商品が、この深い桶なのだそうです。

 

「持ち手が組み木のように収納されている秀逸な造りなのですが、最初はそれが分からなかったんです。用途も正確では無いのですが、置くだけで存在感があるし、自分だけの使い方を考えてみるのも醍醐味ですよね」

見ごたえのあるヴィンテージ家具フロア

2階フロアは、ヴィンテージ家具や大きなサイズの雑貨をディスプレイしています。北欧、フランス、イギリスなど多国籍なラインナップで、人気のデザイナーや家具メーカーの一点もそろえています。

買い付けだからこその珍しい品も

ettではさまざまな時代のヴィンテージ家具を扱っていきますが、イルマリ・タピオヴァーラの珍しい3本脚チェアやテーブルなど、他ではあまり見かけないアイテムも取り揃えています。北欧を中心に世界中様々な地域の家具が並んでいるので、座ったり、触れたりしながらお気に入りの一点を見つける事ができます。

2階は家具の展示以外にも、レイアウトを自由に変えてギャラリースペースとしても使用される予定です。作家の展示やイベントの予定もあり、最新の情報はインスタグラムで発信しているのでぜひご覧くださいね。

 

[ 次回展示予定 ]

Anna Kesaniemi Exhibition
Ceramics & Illustration

ィンランド・ヘルシンキを拠点に活動するアーティスト、Anna Kesäniemi(アンナ・ケサニエミ)による日本初の個展を開催いたします。 鮮やかな色彩と思わず触れたくなるような質感が魅力の陶器のレリーフ作品を中心に、手仕事の温もりやクラフトの意義を問いかける作品群をご紹介します。

展示期間:2025年11月8日(土曜) - 12月7日(日曜)

詳細はコチラ

AXCIS ONLINEでも販売中です

ettで販売しているアイテムの一部はAXCIS ONLINEでもご購入可能です。オブジェやフラワーベースなど雑貨が中心ですが、随時新しいアイテムが追加される予定なので是非チェックしてみてくださいね。

AXCIS ONLINEアンティーク商品ページ

さいごに

ett axcisでは、アクシスの物作りのコンセプトである『ひと手間と、その先』を体現しながら、より自由で直感的な「もの」の世界をご紹介しています。決められた価値やジャンルに縛られることなく、商品そのままの個性や魅力を感じながら、自分だけのお気に入りを見つけにいらしてくださいね。

 

[ ett axcis ]

住所:岡山市北区出石町1-6-3

営業時間: 13:00〜18:00

不定休

*お支払いはキャッシュレス決済のみ

*営業日はett axcisのInstagramをご確認ください

@ett_axcis

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