家の中にある家具や雑貨などの生活道具。照明や家具といった”なくてはならない”アイテムもあれば、絵画や植物などの”あれば生活が豊かになる”タイプのアイテムも存在します。鏡は身支度をするために無くてはならないアイテムですが、デザインや素材にこだわれば、日々の暮らしを豊かにもしてくれます。

鏡をよく使う場所は、洗面所・メイクスペース・寝室や洋服を置いてある部屋などなど。メイクスペースなら顔周りが映り込むサイズでOKですが、服装のチェックをするためには全身が映る大きさが必要です。それぞれの部屋には一体どんな鏡が適しているのでしょうか？

洗面所の鏡は顔を洗ったり、歯みがきをしたりする時に使用します。手洗いシンクの近くに設置する事が多いため、水がかかっても問題のない素材やお手入れしやすい物を選ぶのがポイントです。

シンプルな木製フレームの「KOSミラー」シリーズは、壁掛けで設置したときにミラーとの間に隙間ができない構造をしています。壁面にぴったりと付けられるのでホコリや汚れが入り込まず、お手入れがしやすいのがポイントです。

お化粧をしたりスキンケアの際に使う鏡は、顔を近付けて細かい部分をじっくり見ることもあります。「シェーカー ラウンドミラー」のようにコンパクトな鏡をスタンドと組み合わせて使えば、卓上に置いたり手に持って近付けたりと、様々に使い替えられます。

鏡のふち部分にフリルのようなエッジ加工を施した「オーバル ミラー」は、ドレッサーのようなメイクコーナーを作るのにぴったりです。装うための鏡だからこそ、デザイン的もお気に入りのものを探してみてくださいね。

服装チェックに欠かせない全身鏡は、洋服を収納している部屋に設置すると動線がスムーズです。家庭用の全身鏡は高さ120cm以上の鏡がよく選ばれており、身長マイナス30cmが高さの目安と言われています。ななめに立て掛けたり、壁にビスを打って吊り下げたりと設置方法はさまざまですが、転倒などには十分気を付けましょう。

「クルベ レクタングルミラー」は幅約42cm×高さ約120cmとスタンダードな全身鏡サイズ。ワンルームのお部屋から家族のいる家まで対応できる大きさです。深い色味のビーチ材を使用した立体的なフレームは、まるでアンティーク家具のような温もりがあります。

※壁面に設置する際は強度に注意して取り付けてください。

軽い鏡の場合は、裏側の金具にチェーンを通してフックやビスに引っ掛けて設置します。しかし裏側の金具が2つある鏡の場合は、金具の位置にビスやフックを打っておき、直接金具を引っ掛けた方が安全性は高いでしょう。全身鏡などは専用の金具を別途用意するか、安定した場所で壁に立てかけます。

家作りをする時、洗面所やお手洗いなどの設備はメーカーの既存商品から選ぶケースと、自分達で選ぶ事ができるケースがあります。「この場所にはこんな鏡が欲しいな」と思ったら、まずは住宅会社の担当者様に相談をしてみましょう。

賃貸のお部屋や住宅完成後に鏡を追加する場合は、取り付けたい場所の壁がコンパネなどビスやフックを打ちにくい素材だったり、壁の裏側に配線が通っている可能性もあります。壁に直接取り付ける場合は壁素材や原状回復義務について確認してから設置をして下さい。

鏡はお手入れをしないと曇ってしまったり、水気で腐敗や酸化が進んでしまいます。気付いた時にお手入れをして、長く綺麗な状態を保ちましょう。

■洗面所など水周りの鏡

皮脂や水垢の汚れが付きやすい場所です。汚れが目立って来たら、クエン酸スプレーを吹きかけて柔らかい布やキッチンペーパーで拭き上げましょう。

■メイクコーナーの鏡

化粧品がはねたり指紋などで汚れてゆきます。重曹を溶かした水に布やキッチンペーパーを浸し、水気を切ってから磨きます。

■全身鏡

ホコリ汚れがメインとなります。他の鏡と同じく水気を切った布か、軽く水で濡らした新聞紙で拭き掃除をしましょう。ざーっと折り返すように拭くとホコリが広がるので、左から右、など一方向に拭きながら位置をずらしてゆきます。

どの鏡も、最後に乾いたマイクロファイバーの布などで拭き上げるとより輝きが増します。専用のクロスなども販売されているので、しっかりと綺麗にしたい場合には既製品もご活用ください。ぜひ鏡を磨いておくと部屋全体がどことなくスッキリと見えるので、ぜひお手入れをしてみて下さい。

鏡は一度購入すると長く使うアイテム。お気に入りを部屋に置けば身支度のたびに嬉しい気持ちになれそうです。種類豊富なアクシスオリジナルの鏡の中から、ぴったりの一点を見つけて下さいね。