戸建て住宅を囲む空間は「エクステリア=外構」と呼ばれていて、玄関・ポスト・照明といったアイテムが多数集まります。
近頃はコンパクトかつ素材にこだわって建てる住宅が増えて来ていますが、エクステリア周りのアイテムは依然として機能性重視で大味なデザインの物が多く存在します。「いざ探すとなるとなかなか自宅に合う物が見つからない」。今まさにそんな場面に居る方もいらっしゃるのではないでしょうか。
FEATUREひと手間と、その先。
LIGHTING
玄関にやさしいあかりを。kotiエントランスライト
日が落ちてから、玄関の戸の周りを照らすあかり。暗い中にポッと灯るあかりを見ると、「ここがおうちだよ〜」と家全体が迎えてくれるような安心感を抱きます。玄関周りを照らしてくれるエントランスライトは、足元やドア周辺の視認性をよくしたり、防犯対策の効果もある照明アイテム。現代の住宅に合うデザインで仕立てた新たなエントランスライトが発売となりました。
2022.04.14 by AXCISONLINE
戸建て住宅の顔とも言える、玄関周辺について。
シンプルな住宅にマッチする、シンプルな外灯。
kotiエントランスライトシリーズは、現代の住宅事情に合うシンプルでコンパクトなデザインを追求して開発されました。
1.2mmの薄いアイアン素材をヘラ絞りで成形し(*キュービックを除く)、外側には見た目のよいざらりとしたサテン塗装を施す。ブラックとグレーの抑えたカラーは住宅の外壁素材とも相性が良く、どんな家にも馴染む自然な表情です。
「こだわっているけれど主張は強くない」、そんな印象が今の時代にマッチします。
「サークルエントランスライト」は丸みを帯びた柔和なデザイン。
「サークルエントランスライト」は、kotiシリーズのコンセプトを代表するアイテムです。サイズは幅約8.5cm×高さ約10.7cm×出しろ約18.7cmと、従来品と比べると一回りは小さく感じられる大きさです。丸と円筒形を組み合わせたフォルムや、カドを落としたフチ周りなど、デザインも柔らかく現代的なムードを感じさせるもの。性別や年代を問わないニュートラルさは長く付き合う住宅において重要な要素かもしれません。
カラーはブラックとグレーの2色展開。
kotiシリーズはブラックとグレーの2色展開です。力強く硬質な印象のブラックと、淡く優しげなグレー、同じデザインでもカラーによって雰囲気が異なります。
koti サークルエントランスライトとコニックエントランスライトに用いられている「へら絞り」という技術は、金属の板を回転させながらへらと呼ばれる工具で成形して作り上げる製造工法です。素材を切断したり、溶接したりといった工程が無いため、仕上がりが美しく耐久性も高いのがメリット。熟練の職人が手がけるへら絞りの製品は、一点一点が絶妙な表情を持っています。
電球の光は下方向に広がります
照明の光の広がり方は、電球の露出度合いや、シェードの素材や形によって変わります。「サークルエントランスライト」の場合は、電球がシェード内に隠れる場合はスポットライト的な光が広がり、電球がシェード外に露出する場合には下方向全体に光が広がります。アームの長さが約11.5cmあるため、壁面より手前の部分も照らしてくれます。
「コニック エントランスライト」はスタンダードな外灯フォルム
THE外灯、というシンボリックなデザインは「コニック エントランスライト」です。古くからある外灯や街灯のデザインを踏襲しながらも、細部の要素を最小限に抑えたミニマルなフォルム。ほどよい存在感が玄関らしさの演出になります。
クラシカルなブラック、都会的なグレー
シェードが広がるフォルムの「コニック エントランスライト」は、kotiシリーズの中でも個性を感じさせます。外壁との組み合わせ次第で受ける印象が大きく変化するので、どんなテイストに仕上げたいかイメージしてカラーをお選びください。クラシカル・インダストリアル系ならブラック、シンプル・モダン系ならならグレーがおすすめのカラーです。
あかりの広がり方も懐かしさを感じさせます
シェードが広がっていると、壁面に広がる明かりも丸く弧を描いたものとなります。コニックエントランスライトはシェードがぐっと広がっているので、全体に優しくあかりが広がります。懐かしい街灯のようなまろやかな陰影は、夜時間の家を穏やかにライトアップしてくれます。
ましかくフォルムの「キューブ エントランスライト」
スッと伸びる直線を組み合わせた「koti キューブ エントランスライト」。約9.5cm四方のキューブから受ける印象はシャープな無機質さですが、各辺の継ぎ目部分はすこし丸みを帯び、サテン塗装のざらざら感も鋭さを和らげています。建物の外観と合わせて見ると、その場に自然と馴染んでいることに気づきます。
シンプル。でも味気無くはない
キューブエントランスライトは平面で構成されているため、素材の質感がよく目立ちます。通常のマットアイアン塗装のアイテムだと、平らな面積が大きいと単調に見えがちですが、kotiの場合はサテン塗装の粒子感が表情を出してくれます。
壁面近くも明るく照らします
「キューブ エントランスライト」はアームが無いため、設置位置が壁面近くとなります。このおかげであかりは壁に沿って広がり、壁面に明るさのアクセントが生まれます。玄関ポーチ全体を照らす効果は低くなりますが、ドアや壁付近を明るくするにはもってこいのアイテムです。
kotiシリーズの設置方法について。
kotiシリーズは本体内部の電気配線と、壁内部の電気配線を繋いで使う「直接結線」で設置します。建物外壁に設置する場合は、断熱材などの位置調整が必要となります。外灯など住宅の外側で使うアイテムは、なるべく早めに住宅会社の担当者に希望をお伝えください。設計図に外灯の位置を組み込む必要があります。
※kotiシリーズは室内への設置も可能です。その際も直接結線での取り付け工事が必要となります。
設置におすすめの場所
設置の際には直接風雨の当たる場所を避け、玄関ポーチなどの軒下に設置してください。建具と同じ高さかつ玄関ドアが開く側に設置すると、カギの開け閉めの際に手元が明るく、出入りの際にもあかりを遮りません。
また、設置工事は必ず電気工事士の資格者が行ってください。無資格者による工事は火災の危険性もありますので、お控え下さいますようお願い申し上げます。
点灯/消灯の操作方法について
点灯/消灯の操作は、屋内の電気スイッチから手動で行う方法と、コンセントタイマーなどの装置を使用する方法があります。koti本体には人感センサー機能がありませんが、人感センサー付きLED電球を使用することも可能です。
使用電球について
kotiシリーズに使用する電球はアクシスオリジナルの「HS2746/小型LED電球E17」を推奨しています。他社製の電球を使われる場合には、シェードの内側サイズを確認の上、シェードから露出しないサイズの電球をお選び下さい。
※防水・防雨タイプの電球の場合、シェード外側に電球が露出しても使用可能です。
kotiシリーズ推奨電球:
アクシスオリジナル HS2746/小型LED電球E17
※防水・防雨タイプではありません
他社製品で使用可能な商品(一例):
画像右・オーム電機 LED電球 ミニクリプトン形 E17 40形相当 防雨タイプ(LDA5L-G-E17/D G11)
※防雨対応タイプ
kotiシリーズは日本国内組み立て商品です
kotiシリーズは組み立てや防水試験等を日本国内で行っております。PSEも取得している安全性の高い製品ですので、屋外でも安心してお使いいただけます。
ダウンライトと組み合わせてもOKです。
玄関ポーチの照明については、外灯だけでなく、ダウンライトやガーデンライトなど複数を組み合わせて使用するのもおすすめです。玄関ポーチ天井面にダウンライトを設置して、壁面に外灯を設置すれば、十分な光量と装飾性を確保する事もできます。周囲の住宅や道路の環境に配慮しながら、暗すぎず眩しすぎない照明計画を立てましょう。
※アクシス直営店にてエクステリアデザイン・施工を承っていたAXCIS LANDSCAPEは、2024年7月よりtamura garden designへ業務移管いたしました。これまで設計施工を担当していた田村の個人事務所となります。新規の施工はもちろん、過去にAXCIS LANDSCAPEで施工をさせていただいたお客様のアフターフォローや追加工事等の対応もいたしますので宜しくお願いいたします。
■ tamura garden design(タムラガーデンデザイン)
住所 : 岡山市北区田中 134-105
(アクシスクラシック駐車場内 木の小屋)
Mail : info@tamuragarden.com
Instagram : @tamura.garden
最後に。
一日の疲れと共に帰宅する時。親しみを持てる外観の我が家が迎えてくれれば、疲れも吹き飛ぶかもしれません。さらに住宅の外観は、住んでいる街全体の雰囲気を作り上げる要素のひとつでもあります。「周囲と馴染むニュートラルなものを選ぶ」。住まいのアイテムを決める際には、そんな物さしも素敵ではないでしょうか。
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