私たちがある建物を思い出すとき、頭の中に浮かぶのは玄関や庭などを含んだ全体の姿ではないでしょうか。ただ単に建物の外観のみではなく、周りの雰囲気も含めてその場所のキャラクターとして記憶される。道を歩いていてふと玄関や庭が目に入ったときも、そこにあるさまざまなものから無意識に住まい手の人格を感じ取ろうとしている気がします。

玄関周りに必須のアイテムは、主に「ポスト」「照明」「表札」の3点です。ポストは郵便物や新聞などを受け取るほか、荷物の置き配などにも活用されています。照明は夜間の出入りに使うほか、周辺環境に明るさをプラスして防犯対策としても役立ちます。表札は近年プライバシー保護のために名前を掲示しないケースが増えていますが、代わりに番地を刻む等あたらしい使い方も登場しています。

アクシスのポストは、柱・壁・塀などにビスで取り付ける仕様です。機能門柱（ポストや表札等が一体型になった製品）のように、インターフォンや表札等と同じ場所に設置しなくても良いのでそれぞれを好きな場所に配置できます。
ポストの設置場所としてよく見られるパターンは①敷地内かつ道路に面した場所②玄関の近くの二通り。

①敷地内で道路に面した場所のパターンは、訪問者が敷地内に立ち入らずに郵便物を投函できるので防犯面で安心です。

②玄関近くのパターンは、道路から建物が近い場合や新聞を毎朝取りに出られるご家庭におすすめです。

他にも様々な敷地条件によってベストな位置は変わりますので、外構工事を担当する業者さんと相談の上で位置を決めてゆきましょう。

外灯としてよく使われているブラケットライトやレセップライトは、壁や天井に設置して使用するアイテムです。たとえば玄関ドア近くの壁面に設置して表札やインターフォンや鍵周りを明るくしたり、もしくは道路よりの位置に門壁を立てて外灯やポストを設置したりと、敷地や建物の条件によって様々な使用方法が可能です。

ミニマムなデザインの「スマートポスト」に、モダンな「koti ガラスボール エントランスライト」を組み合わせた例です。スマートポストは防犯性の高いダイヤルロック錠タイプで、A4サイズまで投函可能。koti ガラスボール エントランスライトはどこか懐かしい雰囲気とモダンさを持ち合わせたコンパクトな外灯です。

それぞれ塗装の質感がザラリとした吹付塗装を用いており、金属特有のギラつき感を抑えています。建物の外壁材が塗り壁やガルバリウム、木材などの場合にも上手く馴染むのが特徴です。

シンプルだけど可愛さも持ち合わせた「ルーフィングポスト」と、クラシカルなデザインの「真鍮製 エントランスライト」の組み合わせ。

「ルーフィングポスト」は鍵付きひねり錠タイプでA4サイズまで投函可能、厚みがあるので郵便物が多いお家にもぴったりです。「真鍮製 エントランスライト」はシェードの取り付けが可能なので、装飾性をプラスしたい場合にぴったりです。

真鍮は経年変化が大きく、年数を重ねるごとにアンティークのような渋い風合いに変化します。ナチュラルなお庭やリノベーションの建物など、質感を楽しむエクステリアに似合います。

スタンダードで使いやすい「ワイドポストダイヤル」と、トラディショナルな外灯のデザインを踏襲した「koti コニックエントランスライト」の組み合わせ。シンプルな直線を組み合わせた現代的な雰囲気です。

「ワイドポストダイヤル」はダイヤル錠タイプで、A4サイズまで投函可能。「koti コニックエントランスライト」は昔ながらの外灯のデザインを削ぎ落とし、コンパクトに縮小したような印象を持ちます。

シンプルな外観の建物から欧風の住宅まで、さまざまなデザインと相性良好。建物の外壁材が塗り壁やガルバリウム、木材などの場合にも上手く馴染みます。

外国の街で見かけるような「アーチポスト」と、トラディショナルな外灯デザインを踏襲した「koti コニックエントランスライト」の組み合わせ。どちらも装飾性のあるデザインのアイテム同士です。

「アーチポスト」は鍵付きのひねり錠タイプでA4サイズまで投函可能、「koti コニックエントランスライト」は昔ながらの外灯のデザインを削ぎ落とし、コンパクトに縮小したような印象を持ちます。

新築はもちろん、リノベーション物件などにも相性良好。全体的にコンパクトに収まるので、敷地に制限のある場合にも活躍します。

ポストや外灯と組み合わせられる「ネームプレート」も販売中です。ブラックアイアン製のプレートホルダーに、別売りのアルファベットプレートを差し込んで使用します。住宅の表札や店舗サインとしても利用できる、存在感のあるアイテムです。

アクシスのオリジナルポストや外灯は屋外での使用OKですが、軒下設置を推奨しています。設置の際には屋根のある玄関ポーチの下や、独立壁の場合は雨よけを作るなどして強い雨風に直接さらされないようにしましょう。

建物と土地のバランスは、敷地条件によってさまざま。道路から建物が近い場合と、アプローチやお庭が広い場合ではポストや外灯などの配置位置も大きく異なることでしょう。日々の生活動線をイメージして、我が家にぴったりの場所に各アイテムを配置しましょう。

玄関周りのアイテムは建物との相乗効果を生み、より完成度の高い外観を作り上げます。夜に家に帰ってきた時の安心感や、店舗に来訪される方のわくわくするような高揚感を想像しながら、ぜひベストな組み合わせを見つけてくださいね。