緯度が高く、年間を通して日射環境の移り変わりが大きい北欧の地。夏は太陽の光が長時間届くため夜でもほのかに明るく、冬は太陽の光が遠ざかるため日中でも薄暗い環境となります。そんな土地で暮らす人々は自然と明るさや色彩に対して独自の感覚を持つようになり、カラフルな外観の街並みやインテリアとしての照明が発達しました。
lagom(ラゴム)シリーズがイメージする北欧の景色には、常に仄かな光と豊かな色彩の両方が存在しています。
「自分に合うものを選ぶ。多すぎず、少なすぎず。」スウェーデンの人びとが持つ哲学であり、背伸びをせず自分に合う物を良しとする意味の言葉「lagom(ラゴム)」から名づけたグラスウェアが発売されました。北欧を思わせる豊かな色彩、多様なサイズと形のうつわの中から、自分にぴったりな一点を見つけてください。
2024.11.08 by AXCISONLINE
緯度が高く、年間を通して日射環境の移り変わりが大きい北欧の地。夏は太陽の光が長時間届くため夜でもほのかに明るく、冬は太陽の光が遠ざかるため日中でも薄暗い環境となります。そんな土地で暮らす人々は自然と明るさや色彩に対して独自の感覚を持つようになり、カラフルな外観の街並みやインテリアとしての照明が発達しました。
lagom(ラゴム)シリーズがイメージする北欧の景色には、常に仄かな光と豊かな色彩の両方が存在しています。
「ほどほどに」「必要な分だけを持つ」といった意味を持つlagomという言葉は、厳しい自然や戦争と共にあったスウェーデン人達の生きる術を表しています。ヴァイキングとしても知られる北欧人の祖先は、農耕や放牧を主たる生業としながら、飢餓に襲われた際などは大規模な軍隊を率いて海上から周辺諸国に侵略を行ったと言われています。
北極圏に近い北欧は、冬には氷点下四十度以下になる事もある極限の環境。仲間同士で助け合い、食事や物品も互いに分け合い、時には外部に侵攻を行ないながらも暮らしを繋いだ歴史がlagomやviking(沢山の料理から各人必要な分だけを取り分ける食事スタイル)といった哲学を生み出しました。
家族や仲間とすごす時間を大切にしたり、少しシャイな気質を持つ北欧の人達は日本人と共通点が多いとも言われています。lagomも日本語の「身の丈」「腹八分目」といった言葉に置き換えて、すんなりと理解することができるでしょう。
その時の自分や生活スタイルに合わせてしっくりと来る物を選び、暮らしや自分をコントロールする…。つい無理して頑張りがちな現代の私達が覚えておきたいセンスのひとつかもしれません。
ラゴムシリーズは、グラスとボウルの2型をサイズ違いで展開しています。蕎麦猪口のように小さな「グラスS」、お茶をたっぷり注げる「グラスL」、副菜にぴったりな「ボウルS」、大皿料理も受け止める「ボウルL」。どれも日常の食卓で活躍するちょうどいい形や大きさで仕上げられています。
「ラゴム グラスS」は片手に収まるサイズのミニグラス。水やコーヒー、お酒を少しだけ飲むのにもちょうどいいサイズ感です。緩やかなカーブは手にフィットして、持ちやすいフォルム。和食器が並ぶ食卓にひとつ加わるだけで、軽やかさを演出してくれます。
「ラゴム グラスL」はお食事時のタンブラーとして使えるたっぷりサイズ。水、お茶、ジュース等を気兼ねなく注げるので、食事中に頻繁にお代わりをする手間も省けます。緩やかなカーブは手にフィットして、持ちやすいフォルム。毎日の定番グラスとして活躍してくれます。
「ラゴム ボウルS」は一人用サイズの丸いボウル。副菜やデザート、ヨーグルト、果物などを盛り付けるのにちょうどいいサイズです。カレーやパスタなど一皿で食事を済ませる際に、こんな器をひとつ添えるだけでぐっと丁寧な雰囲気がプラスされます。
「ラゴム ボウルL」は大きめサイズの丸いボウル。たっぷりのサラダ・冷菜・麺ものなどをたっぷり盛り付けられる大きさです。食卓に並べると華やかなムードが生まれて、誕生日やパーティーなど晴れの食卓にもぴったりのアイテムです。
色展開はモダンで落ち着いた印象の「グレー」、湖のように澄んだ「ブルー」、明るく弾むような「イエロー」の3色。同じ色で揃えてもよし、別の色を組み合わせてもよし、よく作る料理や家族構成などに合わせたコンビネーションでお選びください。
ラゴムシリーズは一つ一つ熟練の職人によって作られています。「型吹き」という技法を用いて手作業で作り上げられており、安価で均質な業務用のガラスにはないわずかな厚みの変化があります。
器の型を作り、その中に棹に巻き取たガラス種を吹き込んで、一点ずつ成形してゆく。全体的には整ったフォルムですが、微妙にゆらいだニュアンスが生まれるのが「型吹き」の特徴です。
「喉が渇いているから大きなグラスでお茶を飲みたい」「くつろぎながら少しだけお酒が飲みたい」「野菜不足だから大盛りのサラダを作ろう」。毎日変化しゆらぐ生活の中、食べたいものやちょうどいい量だって日々どんどん変わってゆきます。いつでも気分に合わせて”ちょうどいい”をチョイスできる、そんな器を手元に置いてみてはいかがでしょうか。
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