「3legs stool」は、厚みのある座面を三本脚で支えた、シンプルな3本脚スツールです。脚を座面に差し込んで固定する「くさび留め」という技法を使いており、ビスやボルトなどの金具を使わずに、木材のみで構成されています。椅子の原型とも言えるような単純明快な構造で、横から見た時のフォルムが美しく、脚の先端のエッジがさりげないアクセントになっています。
FEATUREひと手間と、その先。
FURNITURE
生活道具の美しさを味わう。コーチカズノリ × AXCIS,INC.「3Legs stool」シリーズ
岡山県で木工をメインにものづくりを行うコーチカズノリと、AXCISのコラボレーションにより生まれた三本脚のスツール「3Legs stool」シリーズ。使い勝手の良さと佇まいの美しさを両立した、生活道具として理想的な一脚です。
2026.03.27 by AXCISONLINE
木だけで作り上げる、プリミティブな椅子
三本脚の安定感とデザイン性が魅力
三本脚のスツールは安定しやすく、ガタつきが少ないため、古くから世界中で作業用の椅子として愛用されてきました。歴史的にはヨーロッパがデザインの起源と言われていて、牛飼いが乳しぼりの時に使っていた「ミルクスツール」が特に有名です。時に椅子として、時に物置として、あらゆるシチュエーションで使えるスツールは常に人々の暮らしの側にありました。
左・プロトタイプとして作られたコーチ氏作の3本脚スツール、右・製品化された3legs stool
コーチカズノリ氏について
3legs stoolのデザインを手がけたのは、ノミとカンナを用いた昔ながらの技法で木工を行うコーチカズノリ氏です。一枚板から削り出して作られるスツールやテーブル、棚、オブジェなどの作品は生活道具としての扱いやすさを大切にしており、プリミティブと洗練の両方を併せ持っています。
製品開発の際には、コーチ氏が作り上げる一点物の作品を、量産品のプロダクトとして再現するため1年以上をかけて試作を重ねました。木工技術の高いベトナムの工場に依頼し、熟練の職人が丁寧に作り上げたことで、オリジナルに並ぶ魅力を持ったアイテムに仕上げられています。
スタンダードサイズの「3legs stool round」
シリーズ第一弾として発売された「3legs stool round」は、一般的なダイニングチェアよりほんの少し座面が高い、座面高450mmタイプ。日本製のダイニングチェアは座面高420〜430mmの物が多く、ゆったりと腰を落ち着けて座り込むような使い方をされますが、3legs stool roundはもっと気軽に腰掛けるようなイメージです。キッチンや仕事場など、作業中に立ったり座ったりするような場所にもおすすめです。(※座面高:床から座面までの高さ)
半分の高さの「3legs stool h250」
新しく発売された「3legs stool h250」は、座面高が250mmの低めサイズ。スタンダードな「3legs stool round」と比べて約半分の高さで、重さも約半分というコンパクトなスツールです。座って作業する際の腰掛けとして、持ち運んで使うスツールとして、はたまた荷物の一時置きや小物のディスプレイなど、様々な場面で重宝します。
腰かけ、荷物置き、インテリア。いろいろ使える優れもの
コンパクトなスツールは、マンションの玄関やキッチンなど狭いスペースやコーナーに置きやすいのもメリットです。椅子はアームや背もたれがあったり4本脚だとスペースをとってしまいますが、3本脚スツールならコンパクト。玄関先に置いて靴を脱ぎ履きする際に腰掛けたり、カバンや荷物を置いたりと、なんでもないような動作をスムーズに補助してくれます。
「道具」として、場所を選ばずに使える
持ち運ぶ時も簡単に動かせるので、家具と言うよりも「道具」として扱えるような軽やかさがあります。素材はフローリングにも使われるビーチ材で、やや硬めで頑丈な材質。あっさりとしたクセのない木目なので、インテリアやコーディネートも選びません。
左・ミルクペイント塗料で緑色に塗装した3legs stool round、右・通常の3legs stool round
時を経た風合いや、アレンジも楽しみのひとつ
天然木の椅子は、時間が経つにつれて使い込んだ風合いが増してくるのも魅力のひとつです。塗装はされていないため、傷みが気になる時にはDIYで色を塗り替えることも可能です。ヴィンテージの三本脚スツールもペイントを施されたものが多く、塗装によって防水性を高めたり、補強の効果も得られます。
コーチ氏ハンドペイントの3legs stool round
ett axcis 限定カラーについて
3legs stoolシリーズは、アクシスが運営する実店舗「ett axcis」でもご購入いただけます。不定期でコーチ氏自身がハンドペイントを行なった限定カラーが入荷している時もあるので、レアな一脚をお求めの方はぜひチェックしてくださいね。
道具は生活の中で変化し、輝いていくもの。自由に楽しんで使うスツールは、まるでお気に入りのデニムを着るように、傷や汚れも味わいに変わってゆきます。そんな大らかで美しいものづくりの魅力を感じてほしいと思います。
【コーチカズノリ】
岡山県で木工をメインにものづくりを行う。 古いものから発想を得て作られる家具は、鑿(のみ)と鉋(かんな)だけで仕上げる技法や、独特のフォルムに特徴がある。
【コーチカズノリ × AXCIS,INC.】
手作業で少数のみ作られるコーチカズノリの作品を、量産可能なプロダクトの形に落とし込んだシリーズ。
[文章:溝口仁美、画像・編集:AXCIS ONLINE]
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