住まいを便利に使うため、欠かせない存在であるハウスパーツ。ドアを開けるノブや、タオルを掛けるタオルレールなど、大小さまざまな種類があります。家具や照明と違って普段は目立たないハウスパーツですが、インテリア全体の雰囲気の良さや、統一感を演出するために役立つアイテムでもあります。

アクシスのオリジナルハウスパーツは、アイアン・真鍮・ウッド・ステンレス等の素材から作られています。それぞれ異なる性質を持つので、使用場所にも向き不向きが存在して、それぞれにマッチした場所で使うのがハウスパーツ選びのキモと言えます。

ここ数年とても人気がある真鍮素材のハウスパーツ。金色に輝く上品な雰囲気や、金属なのにどこか有機的なフォルムが魅力的です。真鍮の一番の特徴は、空気に触れると酸化してくすんだ色合いに変化する事。壁・床・家具などの経年変化と同時に真鍮パーツも渋い雰囲気になってゆきます。プラスチックなどの新素材は新しい状態からどんどん古びてしまいますが、真鍮は古くなることで逆に魅力が増してゆきます。

使用場所としては、ドアや引き出しの取っ手、洗面所やお手洗いのホルダーなどに使われる事が多く見られます。手で触れる機会が多い場所ほど経年変化が強く出ますが、金属磨きを用いれば光沢を戻す事も可能です。

古くから人の生活道具として使われてきたアイアン。加工のしやすさ、堅牢さ、安定的な価格などの理由により建材として幅広く使用されています。アイアンの魅力は、シンプルでいつまで経っても飽きない完成度と、引き締まった印象をプラスする重厚感。大小様々なアイテムを作り出せるので、空間全体で使用すると統一感も生まれます。

使用場所は玄関・洗面所・お手洗い・キッチン・居室など、どこでも問題無くお使いいただけます。経年変化が比較的ゆるやかなのも特性の一つです。

ミニマルな風貌、スタイリッシュさや無機質感を演出できるのがステンレスのパーツです。素材としての強度は抜群で、細いパーツでも十分な堅牢さを発揮します。シンプルな内装を邪魔せず、個性的なインテリアに合わせてもアクが強くなりすぎない特徴を持ちます。

錆びにくく経年変化しにくい特性があるため、キッチン・洗面所・お手洗いなどの水回りで採用されるケースが多く見られます。ただし傷がついた状態で汚れと水気に触れると錆が発生する事もあるので、キッチンで使用する場合には定期的なメンテナンスをおすすめします。

身近な存在である木から生み出されるウッドパーツは、ぬくもり感や優しさ、柔軟な雰囲気が他に無い特徴です。金属では作る事のできない立体的なフォルムや、軽さを生かした構造のアイテムが揃っています。

使用場所は洗面所やお手洗いはもちろんのこと、玄関などで空間の印象づけに使うのもおすすめです。水が直接掛かる場所では木材の劣化が進みやすいので、設置場所には注意が必要です。

ペーパーホルダー、タオルレールを真鍮タイプで揃えたお手洗い空間。白い漆喰の壁面に設置するとクラシカルな雰囲気が際立ちます。お客様用のお手洗いや店舗等にもぴったりな、折り目正しい印象です。

ペーパーホルダー＆タオルレールという、お手洗いに必須のアイテム。ブラックアイアンのパーツで揃えると、シックで大人っぽい雰囲気になります。汚れが目立たない色なので清潔感があって、飲食店や美容室などにもおすすめです。

木の持つナチュラルな風合いがぴったりなのは、子供が使う場所かもしれません。優しさやほっとする雰囲気があり、使う人を歓迎するムードを持っています。小さなお子さんのいるお家や、キッズスペース、公共空間などにもおすすめです。

真鍮のタオルレールをグレー基調のキッチンで使用した例です。シンクの手前にタオルレールを取り付けて、洗い物の後の手拭きとして使用されています。グレー×真鍮の組み合わせは流行のカラーコーディネートで、上質感とモダンさの両方を感じさせます。

真鍮のタオルレールを懐かしいデザインのタイル地に設置して、独自の世界観ある空間に作り上げた例。レール自体も軸が太めのタイプを選び、インパクトのある内装にされていました。

フレームレスタイプのミラーに、グレーのシェルフ、タオルレールはステンレス製。個性的なデザインのアイテムが集合してうるさくならないのは、無機質なステンレス素材のおかげかもしれません。

引き出しの取っ手になるノブパーツも、真鍮タイプを選べば隅々までハイクオリティな空気感に。細かいアイテムだからこそデザイン性のある物を選んで、空間の完成度を高めてみてください。

アクシスの直営店「axcis nalf」「AXCIS CLASSIC」では、多種多様なハウスパーツも取り揃えています。実際に手で触れて使い心地を試したり、照明などの他アイテムとの相性を確認しながらお選びいただくこともできます。遠方のお客様向けにオンラインチャットでのご相談もお受けしているので、家やお店作りの際にはぜひご利用くださいね。

インテリアの主役では無いけれど、名脇役として良い働きをしてくれるハウスパーツたち。日々の生活に補助線を引くように、「この空間でどう動いたら暮らしやすい？」を考えて、効果的な場所にハウスパーツを配置してみましょう。素材も様々なアクシスのパーツ群から是非ぴったりな一点を見つけて下さいね。