住まいの中には、さまざまな照明器具が使われています。明るさと装飾性をプラスするペンダントライトはインテリアのアクセント的存在で、中でもガラス製のペンダントライトはアクシスでも一番人気の照明アイテムです。ペンダントライトは天井から部屋全体を照らすシーリングライトとは違い、ポイント的な光を灯します。照らされる範囲が限られることで空間に陰影が生まれ、趣きを感じさせたり、リラックスした雰囲気を演出することができます。
FEATUREひと手間と、その先。

LIGHTING
穏やかに日々を照らす。乳白ガラスのペンダントライト
空間に明るさと彩りをもたらし、インテリアや雰囲気づくりに重宝するペンダントライト。部屋の一角に灯る小さなあかりは、暮らしの中に安らぎと心の豊かさを与えてくれます。透明感を生かしたガラスシェードであれば、広がりのある光の表情を楽しめます。今回は優しい光で空間を彩る、乳白ガラスシェードの魅力をご紹介します。
2025.06.20 by AXCISONLINE
シェードの選び方で、あかりの印象は大きく変わります。
ペンダントライトは光が欲しい場所をピンポイントで照らす効果があるため、ダウンライトなどのメイン照明とは違った「飾る照明」として自由度の高い選び方ができます。場所や用途に応じてデザイン・吊るす高さなどを選びますが、見た目や光の出具合を左右するのは「シェード」の部分です。シェードは、コードやソケットなどの「灯具」や、光源となる「電球」と並ぶ重要なパーツであり、どんな素材や形を選ぶかによってあかりの印象が大きく変化します。
みずみずしい輝きを放つガラスシェード。
ガラスのペンダントシェードは、光をさえぎらずに透過できるのが大きな特徴です。電球から放たれる光を通して周囲を広く照らし、空間にみずみずしく開放的な明るさを届けます。どんなインテリアにもなじみ、インテリアを選ばず使える素材でもあります。
無色透明なクリアガラスは、抜け感のある美しさが魅力。
ガラスのペンダントシェードらしい伸びやかな明るさを得るならば、無色透明のクリアガラス製ペンダントシェードが最適です。電球の光だけでなく昼間の自然光もキャッチして、キラキラとした光の反射が空間に抜け感をプラスします。しかしながら、クリアガラス製のペンダントシェードは光を一切遮らないために、電球の光がダイレクトに視界に入ると言うデメリットもあります。視界に入りにくい高さに吊るしたり、電球の明るさを低いタイプの物にするなど、眩しく感じないように工夫が必要となります。
乳白ガラスのシェードは、穏やかでほんわりとしたあかりを放ちます。
乳白色のガラスシェードは、別名ミルクガラス、ホワイトガラスといった呼び方もされており、昔からペンダントシェードとして使われてきた半透明のガラス素材です。乳白ガラスは光を全て透過するわけではなく、半分程度だけ光を通す特性があります。電球から強い光が放たれると言うよりはシェード全体が発光するような穏やかなあかりとなり、周辺に生む陰影のトーンもソフトになります。電球の光が直接視界に入らないので眩しさを感じにくく、柔和な光が空間を照らす。なめらかで艶があり、どこか懐かしい愛らしさも感じさせるのが乳白ガラスの魅力です。
「どんな場所にマッチする?」
乳白ガラスのシェードを使うなら、「直接視界に入っても眩しく感じにくい」「穏やかなあかりで全体を照らす」という特性を生かせる場所に使ってみましょう。例えばキッチンカウンターやダイニングテーブルといった目に留まりやすい場所であれば、乳白ガラスの穏やかな明るさがピッタリ。小ぶりなシェードを複数個吊るせば、食事や調理の邪魔にもならず、明るさもキープできます。
ーキッチンやダイニングなど様々な空間で。
ダイニングで乳白ガラスのシェードを使用すると、光を全体に広げるため、テーブル周りを上品な雰囲気に見せてくれます。ダイニングに使うペンダントライトは、テーブルのサイズや高さに合ったものを選ぶことが大切。立った状態、座った状態それぞれで感じる光の強さや空間とのバランス感を考えながら選んでみましょう。
ー玄関・お手洗い・ベッドルームなどの小空間にも。
こぼれるような淡い光は、気持ちを落ち着かせたい時にもぴったりです。リビング・ベッドルーム・お手洗い・玄関ホールなどの小空間で明るさを保ちつつ、リラックスした雰囲気を加えてくれます。
白やモノトーンのシンプルな空間からモダン、北欧、和風まで。どんなインテリアにも合わせられるのが乳白ガラスの長所です。
アクシスの乳白ガラスシェードは、デザインやサイズも多種多様にラインアップしています。満月をイメージさせるラウンド型、スタイリッシュな円錐形、エッジや波模様のあるクラシカルなデザインなど、テイストや好みに合ったタイプをお選びください。

(左から)ペンダント灯具、シェード、電球
[ペンダントライトの使い方について]
ペンダントライトは、光の出具合とデザインのポイントとなる「シェード」と、天井電源・コード・ソケットが付いた「灯具」、光の量や色を選べる「電球」を組み合わせて使用します。
灯具はコードの長さを選べるものもあり、15cm/30cm/60cm/100cm/150cm等のサイズ展開があります。ひとつの場所や用途に縛られることなく、ご自宅の天井高に合わせて購入できるのがメリットです。照明器具にこだわりたい方には、組み合わせタイプで自分ならではの組み合わせにカスタマイズするのがおすすめです。

ルンナ ガラスペンダントライト GRY 60cmの商品内容
シェードと灯具がセットになったアイテムもあります。
また、アクシスでは組み合わせタイプのほかに、シェードと灯具がセットになった商品も販売しています。難しい灯具との組み合わせを考える必要はなく、簡単にお選びいただけるのではじめてのペンダントライトにもおすすめです。
アイテム選びの際は、取りつけたい場所の天井高や電源の位置、テーブルや人との距離感をしっかり確認してから選びましょう。もしコードが長い場合には[コードアジャスター]等のアイテムを別途ご用意いただき、吊るす高さを調整してください。
さいごに
住まいや暮らしを考える上で、どんな場所にどんなあかりを使うかが重要なポイントになります。ひとつで部屋の雰囲気をガラリと変えられるほど、あかりの持つ効果は大きいもの。乳白ガラスから広がる照明選びの楽しさを、ぜひご自宅にも取り入れてみてくださいね。
[ライター:溝口仁美、編集・撮影:AXCIS ONLINE]
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